働く女性はこういうの読むべき!
個人的には「女性の社会進出」とか「女性のキャリア」とか、あまり「女性」であることにフォーカスして議論することは好きではありません。
しかし、自分が無意識的に「女性」的にふるまっていること、また、男性から意識的・無意識的にそう捉えられていることに問題を感じることが多くなり、「このままではマズい!」と思って読んだ本を二冊ご紹介します。
働く女性、特に男性の多く働く職場にいらっしゃる方には是非!読んでいただきたいと思います。
【大人の女はどう働くか?】
大人の女はどう働くか? ―絶対に知っておくべき考え方、ふるまい方、装い方
- 作者: ロイス・P・フランケル,Lois P. Frankel,高山祥子
- 出版社/メーカー: 海と月社
- 発売日: 2014/07/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【女性の知らない7つのルール】
女性(あなた)の知らない7つのルール―男たちのビジネス社会で賢く生きる法
- 作者: エイドリアンメンデル,Adrienne Mendell,坂野尚子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1997/07
- メディア: 単行本
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◆だいたいこんなことが書いてある
ビジネスには暗黙の「ルール」があり、女性はそれを知らない(生育する過程、また社会に出てからもそれを学ぶ機会が少なく、そういったルールがあることにも気がつきにくい)ためにビジネスの場で上手く振る舞えなかったり、結果を残すことが出来なかったりする。ビジネスは勝つためにあるゲームであり、勝利するためにまずは「ルール」(男性は生育し働く過程で身につけている)があることを受け入れ理解しましょう。そして我々女性も、そのルールを駆使して上手く立ち回りましょう。…上記二冊は、こういった主張の下に書かれた「ルール」のトリセツであります。どちらも同じような内容ですが、「大人の女性はどう働くか?」の方が細かく書いてあり、ポイントや具体例が盛りだくさんな感じもしますが、同じような内容を繰り返し述べている感もあります。「7つのルール」の方はもう少しコンパクトにまとまっている一方、抽象的でザックリとした印象を受けるかもしれません。私は前者の方が細かくて好きですが、ま、好みだと思います。
◆人によって響く部分は違う
・自分を強く・賢く見せる
・感情的にならない、泣かない
・必要以上に社内政治やコネを毛嫌いしない
・消極的になっていてはならず、ある程度アグレッシブに議論に加わり、権利や仕事を獲得する
・女性的すぎる装い・濃すぎるメイクは避ける
・高い声や小さくてかわいらしい声よりも、少し低めの落ち着いた声で、堂々と話す
etc…Amazonで目次でも見てもらえれば良いかとは思うんですが、こんなような指摘が書いてあるよ。
たくさんのルールやそれにまつわる具体例、解説が載っていますが、これ、「この部分は勉強になる!」っていう部分がかなり人によって違うと思う。なぜなら、自分ができていないところほどグッと刺さるから。
私自身は、服装とかはかなり気を使っています。もともとの好みがコンサバなのもあるけれど、基本的に女性的なイメージのものは身に着けないようにしてる。たとえば、
・リボンモチーフ、ハートモチーフ、フリル、ふわふわしたもの、ピンク、花柄の服は着ない、そういった持ち物は持たない(文房具とかはピンク少し使ってるけど…)
・フレアっぽい(裾のひらひら広がる)スカートを履くときは上はダークカラーのシンプルでマニッシュなシャツを着る。
・基本は白やダークカラー、アースカラーを選んで(主に白・黒・ベージュ・ネイビー・グレー)、地味にならないように上質なものを身に着ける。
…っていうのを気を付けてた。要は「お嬢さん、仕事場に遊びに来てんの?」って言われないような格好ってこと。
だから、あまり装いの項を読んでも「刺さ」らなかったんだけど、「強く見せる」とか、「自信ありげに見せる」っていうのがどうも苦手で、すごく「自分これできてない…」と痛いところを突かれた気分に。
必要以上に「…いや、、、できるか自信ありません」っていう態度をしてしまっていたんですよね。でも、自信のない人には仕事回ってこないし、多少できるかわからなくても「自分できまーーす!やりまーーす!!」って言っちゃった方がいい場面もある。今の職場はかなり議論するチームが多いので、黙ってるとバカにみられるっていう環境でもあるからかもしれません。たぶん、必要以上に謙遜しちゃう人、女性だと結構いるんじゃないかな。もちろん個人差あるけど、男性の方が「なんでそんな自分に自信あんの…?」と、はたからみると実力以上に自分の実力を誇示している人が多い気がするけど、その誇示する「アピール力」もきっと力のうちなのかも。
なので、この本を読んで、「う・・・」っと思ったところがきっとあなたの伸びしろのあるところです。私はこの2冊を読んで、これまで割とへらへらしたキャラだったのを少し封印して、落ち着いた雰囲気で臨むようになったし、議論にもよりアグレッシブに加わるようになったよ。そうしたら、少し周りの自分への扱いが変わってきた気がするし、少し自信がついてきて、これから良い循環を作っていけそうな気がしています。
ただがむしゃらに働くんじゃなくて、もっと上手く立ち回って自分の能力を腐らせず、楽に働こうよ!という、戦場の淑女たちへの本のご紹介でした!