会計士女子の来し方行く末

東京で働く会計士♀です。野心となげやりのあいだ。

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【修了考査②】勉強の仕方…っていうか死ぬほど勉強しました

お久しぶりです。会計士にとっての繁忙期ですが、今年は徹夜はまだしておりません。比較的平和な繁忙期と言えるでしょう。

だいぶ時間が空いてしまいましたが、修了考査の勉強について書きます。ちなみに、私のは悪いお手本ですのでマネしないで下さい笑

 

 
TACと大原どっちがいいの?
 
私は受験生時代に引き続き、TACでした。受験生時代に通っていた予備校がほとんどでしょうか。大原だったけどTACに乗り換えたって人もいるけど逆は聞いたことないかな。また、友人は大原だったけど、答練だけはTACのも買ったって言っていて、やってみて、「TACの答練だけやればいいよ!」とのこと笑
 
やっぱりなんだかんだTACが多いので、TACの答練で出たところが取れないと痛いというのはあるかもしれません。ま、無難にTACでいいかと。
 
ちなみに、法人の割引や過去受験生時代に利用していたOB割引?だと10%オフになりますが、それでも受講料はたしか15万円弱(13万くらいかな?)しました。。。これ、法人ごとに対応が違って、4大監査法人でも法人側が負担してくれるところと全部自腹のところとマチマチです。受験自体にも3万円近くかかるので、トータルコストだと結構かかります…
 
 
いつ頃から勉強始めたのか?
 
私はほぼ一ヶ月前くらいから…汗  人によっては春から予備校の講座に合わせてやってたとか、夏休みからとか、秋からとか、本当に色々です。
一ヶ月前からギリギリでやってた私に言わせれば、一ヶ月前に、テキストはとりあえず(覚えてはいなくても)一度は読んで理解した、位にまでもっていかないと、死ぬほど苦しいです。膨大な範囲で、国際税制とか別表一とか、有価証券報告書の超絶細かい穴埋めとか、相続税・固定資産税とか、夏の試験では全然やったことのない論点てんこ盛りです。目を背けていた現実に直面したとき、本当に青くなりました…。もうね、試験の日まで、毎晩毎晩「間に合わない…」って絶望して青くなる感覚、動悸がして身体が火照って暑くなるのと、血の気が引いて背中がザーッと冷たくなるのと、同時に起こる気持ち悪さ…わかります?笑 一度びっくりして青くなるっていうのはあるけど、毎日毎日肝を冷やすって、夏の試験の受験生時代でもなかったです。。
いつもほんとギリギリ綱渡り人生なんで…↓↓
 
 
どのくらい勉強するのか?
 
私は結局、監査法人の受験有給と個人の有給合わせて3週間弱休みを取って(確かそうだった気がする…)、その間は死ぬほどやりました。それこそ受験生時代より苦しかったです。3週間、ほとんどジャージ(昼間)とパジャマ(夜)しか着ませんでした(・∀・;)
私の周りは直前はやっぱり丸一日勉強してたって人が多かったです。勉強のために実家に帰って勉強していた人もチラホラ。
 
どうやって勉強したの?
 
最初はサラッと一通り目を通す予定でしたが、範囲が多すぎて、最初の数日で諦めました。一月前からとか無理でした。。無謀!!
仕方ないので、TACの答練をやり、そこで分からないところ、知らない論点はテキストに戻りました。たしか答練は、
 
 ・会計4回(1回180分)、
 ・税務4回(1回180分)、
 ・監査3回(1回180分)、
 ・経営(IT含む)3回(1回120分)、
 ・職業倫理2回(1回60分。答練は監査に含まれていた気がする)
 
と、膨大な量があるので、これをこなすだけでもうおなかいっぱいです…。使い方としては、ほとんど「解く」というより、「読んで理解するor覚えるorテキストを参照する」という使い方しかしていません…。
私は1回ちゃんとやって、直前に2、3回目を見直した程度しか手が回りませんでした。とはいえ、結構最終的には「結果的に」テキストも見ました。なんだかんだ結構読んだ気がする。
夏の試験と同様、とりわけ修了考査はとにかく答練に情報が詰まっていると言って差し支えないので、ファイルにまとめて、それを繰り返し見て暗記すること、理解することに尽きると思います。大きめリングのファイル2冊分。答練ごとにindexをつけてたよ。
 
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個人的にはマーカーを塗ること自体が覚えるため・理解するための作業でした。「どこが重要なのか」「どこが問われやすいのか」「論点の階層構造はどうなっているのか」なんかをマーカーぬりぬりしながら考えていました。 
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全部やったの?
 
特に税務は鬼のような範囲なので、時間がなくて相当切りました笑  答錬箇所はある程度うろ覚えでやりましたが。。
所得税も譲渡所得・給与所得・退職所得くらい見た程度かな・・・。相続と資産税はほぼ完全に切りました(でも近年の話を聞いていると、今後はこの辺はやった方がいいかと思います)。減価償却の特別償却とか特別控除とか中小企業の~とか特定機械~とかの論点がぐちゃぐちゃになってしまい、結局最後まで整理がつかず、その辺も投げました汗
ただ一方で、先輩からの勧めで、経営については「IT委員会実務指針」の6号と42号をオプションで読んでいました。テキストで理解のために区分して解説されていたのを読んだ後だと、かえって実務指針の方が流れが分かって理解しやすくもあるかもしれません。 
 
手ごたえは?
 
私、いままで試験モノでできた!!って思ったことないんで(超保守的)、アテにならないかと笑
でも、ちゃんとやってた人は「まー大丈夫っしょ!」って言ってる人が多かったですね。
 
発表まで
 
私の歴史の中では、無かったことになっていました。
 
発表されてから
 
「受かった!!(・∀・)ドヤァ」
結局、勝てば官軍、の世界です。ちなみに、公認会計士登録は吐くほど面倒です。早めに対応しましょう。
 
 
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きっと、今後の人生で、ここまで「お勉強」に全精力を傾けることはもうないでしょう。修了考査に受かるということは、ひとつの区切りであって、やっぱり会計士の道を選んだ人にとっては実が成った瞬間なんですよね。受かったからと言って、次の日から自分の業務が変わるわけではないけど、ここまで来ることができたのは、いままで支えてくれた家族や知人たちのおかげだから、感謝しなくちゃいけないし、そういった応援を受けることのできた自分、頑張ってきた自分を褒めてあげてもいい。修了考査に通って公認会計士になることはある意味、その人の人生の中でのひとつの「勲章」なのかもしれません。
 
(だいぶ時間経っちゃったけど、)先日合格された方々、本当におめでとうございます!
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