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会計士女子の来し方行く末

東京で働く会計士♀です。野心となげやりのあいだ。

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こういう独立の仕方もある。『ひとり税理士の仕事術』を読みました。

将来的には独立したいと思っているわたくしですが、イマイチ集団行動が肌に合わない(ランチみんなで行くのが当然だよね?とか、付ける残業時間は揃えるよね?みたいな同調圧力が苦手)ので、独立したとしても大きな組織を作ったりするのはあまり考えておらず、なんなら一人でやりたい、となんとなく思っています。一人で出来ることには限界があるのは百も承知、デメリットも大きいです。でも、オーナーとなれば「人を使う」もしくは共同経営者として「人と協力して」という働き方になるのでしょうが、それ以上に身の自由さや人生を自分の思うように築き上げていく感覚を優先させたい。
 

そんなことを考えている私が、本屋さんでフラフラしていた時にふと手に取ってみた本、


『ひとり税理士の仕事術』

  

 

ひとり税理士の仕事術―雇われない・雇わない働き方 仕事も人生も楽しむ税理士

ひとり税理士の仕事術―雇われない・雇わない働き方 仕事も人生も楽しむ税理士

 

 

 著者は井ノ上陽一さんという方で税理士業務をお一人でされており、その他にもセミナーやコンサルティング業務なども行っておられます。また、こちらのブログ「EX-IT」を書かれています。↓↓

 
 
こちらのブログ、色々と税務・会計やExcel、その他にも多岐にわたる内容で参考になることが書いてあるので、以前、スマホにブックマークしていたのですが、このブログの執筆者が今回の『ひとり税理士の仕事術』の著者だとは知らずに本書を購入しましたが、とても役に立つブログです ^^
 
こちらの本を読んで、より一層「ひとりで会計事務所をやるのもいいなあ」という気持ちが強まりましたし、ひとりでもやろうと思えば、工夫すればできるんだ!と勇気をもらった気がします。
 
本書の目次
 
第1章  ひとり税理士として独立する心構え
第2章  ひとり税理士の仕事のつくり方
第3章  お客様にどう対応すべきか
第4章  時間の使い方
第5章  心と体のマネジメント
第6章  スキルマネジメント
巻末付録  独立を後押しするナインストーリー
 
 
著者の主張10ポイント
 
井ノ上氏が本書で主張されている内容を10個、箇条書きにするならば、こんな感じでしょうか。↓↓
 
《Do not な 5ヶ条》
  1. 税理士だからって偉そうにしない
  2. 仕事を取り過ぎない、拡大を目指さない
  3. 値下げしない
  4. 「繁忙期」で人生を犠牲にしない
  5. 自分にとって勉強にならない仕事は引き受けない 
《Do な 5ヶ条》
  1. 一緒に考えてくれるお客様とだけ仕事をする
  2. 実用で役に立つ知識・スキルを徹底的に学んで効率化を図る
  3. 「ひとり」であるから、心と体を根本からメンテナンスする
  4. 知識やスキルは正攻法で地道に基礎から磨くしかない
  5. 独立したいなら、するべし。ただし相応の覚悟をすること
これ、わたくしが勝手にDo not と Do に分けただけで、本書の記述がこうなっているのではないので悪しからず…
 
目次の中にそれぞれ小見出しで著者の主張が諸々述べられているのですが、ひとり税理士としてやっていく上での井ノ上氏なりの仕事術が惜しげも無く披露されていて、非常に勉強になりました。営業面での姿勢や、IT、Excelによる効率化、またブログ等メディアによる発信に関すること、また、税理士業務の顧問料に頼り過ぎず、収益源となる柱を複数持つこと、などについても書かれており、ただの税理士事務所勤務ではなかなか考えの及びにくい部分にまで言及されています。
 
 
コレが刺さった!3つのこと。
 
「するべからず」って、やっぱりメッセージとしてとても強い力を持っていると思います。私が本書で一番グッときたのは、上の Do not の
 
2.仕事を取り過ぎない、拡大を目指さない
 
と、
 
4.「繁忙期」で人生を犠牲にしない
 
というあたりです。それからもう一つは Do の
 
5.独立したいなら、するべし。ただし相応の覚悟をすること
 
の部分ですね。
井ノ上氏は「すべてはバランスである」とおっしゃっています。だから、収入増や今後のことを考えるとついつい仕事ばかりになってしまうけど、そうやってプライベートなどの自分の人生を犠牲にしてはなんにもならない、特に定年の無い税理士のような仕事では先のことばかりで無くて日々を大事にしないといけない、と。とりわけ、2月3月は多忙になりがちだが、そういった繁忙期も自分の人生の一部なのだから、「繁忙期だから」といって楽しみを犠牲にしちゃつまんないよね、とのこと。
 
この部分、痛いほど身に沁みます…。私にとっての受験生人生や監査法人に入ってからの繁忙期…。「いまは忙しいから…少し我慢しよう」と思うのだけど、なんだかんだ、いつも忙しいんですよ!結局、忙しくない時なんてないんですよ!
結局結局、コレ、繁忙期が問題なんじゃなくて、私の「生き方」が問題だったんだ、と最近ようやく気がつきました。
 
著者は、だからこそ、日頃から前倒しでことを進め、効率化を図って工夫していく努力を惜しんではならない、と述べています。いやホントそーよ。。
 
一方で、独立には向き不向きじゃなくて、したいかどうかを考え、したいならするべし!と先達として後押しをしてくれています。また、若いうちの独立には経験不足やお客様に足下を見られる等のデメリットも確かにあるが、早く独立した方が「独立後の年数が稼ぎやすい」(20代後半に独立したら、40歳ではなんともはや開業十数年!)というメリットもあるし、やはり自分でお客様を取り、自分の会社を運営するというのは他では代え難い経験となるとのことです。
実際、私などは税務からはだいぶ遠い監査をやっているわけですが、とても背中を押されるメッセージだなと感じた次第です。
 
 
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税理士・会計士で独立を目指される方のみでなく、なんらかのかたちで個人ひとりでの仕事をしたいと考えている方にもご一読をオススメいたします。
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