会計士女子の来し方行く末

東京で働く会計士♀です。野心となげやりのあいだ。

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やっぱり努力を続ける人が勝つ

このあいだ、同期の男の子とランチしていた時のことです。

和定食屋さんで、私は焼魚定食を、彼は唐揚げ定食を注文し、ごはんが運ばれてくるまでに「ちゃんと勉強しないとやっていけないよねー」っていう話題になって。努力するしないでやっぱり差がついちゃうんだなーって思った出来事。

 
そいつは長野県出身でご両親は観光業に従事していて、あまり会計士とか関係のない環境で生きてきたらしいのだって。大学に行かずに高校卒業後はいったん就職したのですが、その後一念発起して会計士の勉強をして合格、合格後は監査法人に勤めるために東京に出てきたというツワモノです(意外と大学行っていないで会計士になった人います)。長野県出身なのでここではキノコ君と仮称。

キノコ君は仕事も早く、なかなか部内での評判も「よくできる」と上々。いろいろなチームから引っ張りだこな人材です。ただ、ことあるごとに自分以外の同期や後輩のことを


 「〇〇はほんとダメ」
 「アイツ全然仕事しねー」
 「マジやること遅ぇー、いつまでやってんだよ」


と、かなりのこき下ろし方をするので、私は今までずっと、


 そこまで言わなくてもォ…てか、そんな言い方するなよー…(´・ω・`)モキュ


って思っていたのです。人としても若干苦手なレベル笑 でもねー、このお昼の時に、彼がいつもそうやって人のことをあーだこーだ言っていたのにも少し納得しちゃったのでした。

 

 kaya「キノコは結構勉強してるでしょ?」
 キノコ「してるよ。六法とか会計の本とか読んでる。」
 kaya「ふ~~ん。」
 キノコ「おれはさー、大学出てないから、会計士に受かって東京出てくるときにすげービビってたんだよ。」
 kaya「ビビる?なんで?」
 キノコ「だってさー、会計士受かって監査法人入ったら、早稲田とか慶應とか出身のやつがゴロゴロいるわけでしょ?」
 kaya「まぁ割合的にはそういうことになるな。」
 キノコ「だからさ、周りはみんなすげー頭いいに違いない、俺なんかついて行けんのかなって思ってたから、法人入る直前から、入った後もかなり危機感があったわけ。」
 kaya「たいしたことなかっただろ?笑」
 キノコ「いや、全然たいしたことねーよ。みんな思いのほかたいしたことねーのな。」
 kaya「…そうねぇ、勉強しないとまずいよねえ。」
 キノコ「そうだよ、勉強しようぜ。」

 

そうなのです、会計士受かる人って、みんな中途半端に地頭が良いものだから、勉強しない人は勉強しなくなるのです。そりゃ世間一般に比べれば勉強はします。ですが、もともと「おべんきょう」という世界では底力がある人達なので、燃え尽きてその後はタラタラ勉強をする人と、会計士受験時代の継続的なしっかりした勉強を続ける人とでは、歴然とした差がついてしまうのです。

(※なんでこの人受かっちゃったの?みたいなぼんやりした人も結構いますが…そういう癒し系な方々が、私は嫌いではありません。むしろ好きです)

 

なんというか、この話をした時、彼が他の人たちに対して厳しい物言いをする理由がやっとわかったのでした。彼はちゃんとコツコツと努力を続けて、他の人たちのヌルさが物足りなかったのでしょう。俺をがっかりさせないでくれ、的な笑
そして、合格後も油断せずにしっかりと歩を進めて、大学を出ていないというコンプレックス(らしい。彼曰く)をはねのけて、むしろ人よりも成果を出している。
確かにちょっと人のこと悪く言いすぎ!と思うときもあるけれど、「勉強すんのめんどいよね~」というタイプの人より、こういう努力をしっかりする人間と付き合ったほうがいいんだろうなって思ったりしました。。

 

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kaya (@kaya_2120313) | Twitter

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